昨夜の話。
寝るときに上の娘が、なにかお話しして~ あ、しろちゃんのお話が聞きたい~
と言うので、しろを覚えてることにびっくりしつつも二年前に亡くなった飼い猫のしろの話を始めた。
パパが単身北条に来たときに一緒に連れてきた子猫で、よく食べてよく寝る子だったこと
髙橋さんというすぐ近所のおうちにしょっちゅう遊びに行っていたこと
人懐っこい性格で檀家さんや近所の人たちから愛されていたこと
野良猫に咬まれたのが原因で病気になって生死をさ迷ってしまったこと
それでも元気になって五年間生きてくれたこと
最期はパパのそばで息を引き取ったこと
この辺まで話を始めたら、急にぐすんと泣き始めて、そこから火がついたようにわんわんわんわんと泣きわめく。
しろに会いたい会いたいと言う娘に、裏のお墓に眠ってるから今度会いに行こうと諭すも、泣き止まず。
想像力や感受性が豊かなのか、いつかまた会えると本気で思っているからなのか、はたまた日頃の疲れがあふれでたのか、それはわからない。
でも、子どもらの何かに想いを巡らして、生きていないものに魂を吹き込むその一種の魔法のような気持ちは、成人が持ち得ない(いつの間に消え失せてしまった)感性なんだな…と思う日だった。
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