2017年9月14日木曜日

井上貫道老師の講演


今月9日、上越市で現職研修会(住職や徒弟が参加する勉強会)があった。

講師は静岡県少林寺東堂 井上貫道老師

「仏道を習うというは~自己を習うなり~」という演題で
まず一番最初に井上老師が口にしたのは

「…人はどういう生き様をしているか」

少し間をおいて

「生きること。これだけが事実なんですね。いつも自分自身と一緒、体がそこにあるだけ。人はいろんなものを見てきたというが、それは自分の目で見てきた物事のみ。自分で見ている時、そこに他人の見方がそこに入ることはないんです。常にクリアではっきりしている状態ではないですか。今見ている様子のみ。今まで見てきたものはそこにはない。本当にそれだけしかないんです」

ここまで開演開始から10分経っていないが、老師が今日ここに立って伝えたいことは本当にそれだけなのだろうと思った。

ただ、1時間半もの時間が用意されているので、他にも色々な体験を語って下さった。

「嫌なことを言われた、言う奴だなと、思った瞬間から問題が出てくる。ただ、どこから腹が立ったのかはわからない。相手によって腹立たされるのではない。それは自分以外の誰でもない。自分で苛立っておいてなぜそれでも相手を責めるのか。それが自己を習うということではないのか」



「仏教を学ぶこと自体、おかしいんです。我々は6つの感覚器官からしか学ぶことはできないのです。文献や祖録を読むのが自己を習うことではない。そして坐禅とは何か今一度考えなおす必要がある。本来、禅とは禅定(ぜんじょう)つまり、行住坐臥、ありとあらゆる状態においても確固とした自分自身であること。だって坐禅をしている時だけが自分ではないでしょう」

そして最後にこうおっしゃった。

「真実はとっておけない、それが素晴らしい」

以上、老師の話をざっとまとめただけの駄文になってしまいました。
自分の拙い解釈と表現では言いたいことが曲がって伝わるかも知れませんが、そこは各人それぞれで味わって下さい。

幼いころから今までの、思考中心生活からガラッと世界が変わるような(実際目に映るものは変わっていないけど)話を聴くことができた。

まだまだ書ききれないけど、今日はこの辺で😊

2017年9月6日水曜日

親睦スポーツ大会 in 新潟グランドボウル

今日は県内曹洞宗の青年会親睦スポーツ大会

晴れていればHARD OFF エコスタジアムでソフトボールだったが、雨天のためボウリングに変更…

急な会場変更にも関わらず40名近い若手僧侶が集まった

自分の散々なスコアはここ最近の腰痛のせいにしておこう👍

普段は衣に身を包んで法務に勤しむ面々も、今日は和気あいあいと楽しげに過ごしていた✨

34歳の自分が気付けばもう青年会では中堅の位置に

でも気持ちはいつまでも若く、いろんなことに貪欲でいたいと20代の子たちと話していて実感👊

2017年9月2日土曜日

にく

ご無沙汰しています


昨夜、自分が晋山した時の首座(弟子)と初めて夕飯を食べてきた

「肉よし」という柏崎市は田尻にある、これぞ定食屋!という雰囲気の店内

チャーハンにラーメンやカレー、店名の通りやっぱり焼き肉が、うまい✨

と、今回は肉よしの宣伝ではなく、自分と一回り以上歳の離れた弟子との、酒を飲みながら時間を忘れて語り合ったという話

この子はまだ大学三年生

卒業後は就職を考えているため、休学をしてこの秋から修行に行こうと考えているらしい

それも本山僧堂と呼ばれる、福井の永平寺か鶴見の總持寺のどちらかでしたいという

もちろん、慣れるまではどちらも厳しい生活になることは間違いない

それでも自分の意思で決めて覚悟をもって修行に向かう弟子に敬意をもって送り出したい

その他にもお互いの坊さんの理想像を話したり、これからの寺の在り方について語ったり、あっという間の3時間だった


途中、檀徒の方から電話で、今月半ばにうちでBBQやるから是非来てくれ、と誘われたのも嬉しかったな🍗

肉よしの肉でも差し入れしようかな✨

みなさんも、ぜひ肉よしへ!笑