2026年9月6日日曜日

現職研修会に参加して(信然師寄稿)

 こんにちは、 普廣寺 徒弟笠原信然です。

令和8年度 現職研修会が、923日と 『まつだい芝峠温泉 雲海』で行われ

私も参加させていただきました。

研修内容は 下記の通りです。

1 『天童如浄禅師の伝記と教え』                講師:菊池志門老師

2 特別補講                 十日町市 少林寺 住職 佐藤秀孝老師

3 『教授戒文に示される十六条戒を生きる指針として

   ~二人称・三人称の世界から一人称の世界へ~』 講師:渡邊宣昭老師

4 『第三宗務所の人権活動から得たこと』            講師:倉石義範老師

 

これらの講義のなかで、私が少しでも知っているのは、人権問題だけでした。

得度して1年7か月の私には、全てが初めてと同じでした。

ですので、心に残った言葉、感想を書かせていただきます。

 

1 天童如浄禅師の伝記と教え

『まのあたり先師をみる、これ人にあふなり』 正法眼蔵

道元禅師から見た如浄禅師の宗風

枯淡な禅風       派手を好まず

名利心を否定      権力者と距離をおく

坐禅中心の厳しい修行  坐禅を大切にし

後進への指導の厳しさ  慈悲心・相手の立場に立って

相手に合わせた指導   それぞれに合った指導を考えた

私が、自営業・会社員だった頃感じた理不尽さ、違和感、疑問に

これらの事が、答えを出してくれました。

如浄禅師のような、上司、管理職がいたらと……

そして、誰が何を学ぶべきだったか分かりました。

 

2 特別補講

いろいろな文献を調査し、旧暦なので閏月があり、安居の日数が長くなり、これらの事で、年代を導く、大学教授の膨大な知識量には、驚きました。

 

3 教授戒文に示される十六条戒を生きる指針として

我他彼此(がたぴし)

共命鳥(ぐみょうちょう)

スリッパが成仏した。線香が成仏した。と

気になる単語を書き留めたが、やはり録音があれば良かったです。

これから、資料を読み返そうと思います。

 

4 部落差別

私たちの年代・地域(昭和32年生まれ)は、同和問題、部落差別についての勉強はありませんでした。私が、詳しく知ったのは1990年 30を過ぎてからで、その頃は、部落出身者に対する差別は激しいものでした。部落出身者はその差別から逃れるために、故郷を捨て、親兄弟と縁を切ったそうです。何があってもお互いに連絡しない、たとえ親が死んでも、孫が生まれても、街で会ったとしても、他人だそうです。

私は、妻(新聞社に勤めており、同和問題の勉強会が有りました。)から詳しく教えてもらいました。

何も知らない人に、なぜわざわざ部落問題を教えるのかと、妻に聞きました。

知らないことが、人を傷つける事がある、差別で苦しんでいる人たちがいる以上、

我々はその現状を知らなくてはいけない。と彼女は、言いました。

倉石義範老師のお話の時、妻とのやりとりを思い出しました。 

今回、研修会に参加させていただき本当に良かったです。

大変勉強になる時間を過ごすことが出来ました。


笠原信然 拜

2026年9月5日土曜日

現職研修会@芝峠温泉 雲海

 得意の連続投稿です笑

去る2~3日と研修会があり、徒弟とともに受講してまいりました。

田上町東龍寺住職 渡邉宣昭老師をお招きしてのお話は教授戒文に示される十六条戒を題材にされ、そのひとつひとつをご自身の実体験をもとにお話しくださいました。

本山安居の思い出や同安居とのご縁、また失敗談なども包み隠さずにお話される語り口に聴講者は引き込まれていたようです。

笠原師も「胸につかえていたものを言葉にしてもらってスッとした」とのことでした。



講義される渡邉宣昭老師
同安居である佐藤秀孝老師(現駒大名誉教授)も聴講され、特別補講をいただきました


朝方の旅館より見下ろす景色
雲が立ちこめてまさしく海のようにみえることから雲海というようです

普廣寺 住職 拜


『こども』の目

 子供の目・ 黒目(瞳)は黒く大きく、白目は青みをおびた白い色をしている。

こんにちは、笠原信然です。8/30~9/3 新潟で過ごしました。

8/30は柏崎市能満寺様で打合せ 8/31~9/1はお師匠様と作務 9/2~9/3は研修会と

少しづつお坊さんらしい事をしております。

今年も熱い日々が続き、生き物たちは大変だったと思います。

普廣寺も例外ではなく、池の鯉が全て死んでしまいました。

暑さのため、池の水温が上がり魚たちは生きていけなかったようです。

水温上昇を防ぐために、遮光ネットをはり、水草を水面に浮かべ(ホテイアオイ)

対応しましたが ダメでした。結果水面を覆うように残された「ホテイアオイ」。

繫殖力は非常に強く、すぐに池一面になってしまうそうです。

お師匠様から、ホテイアオイの処分をお願いされました。

池から取り上げ、天日に干し軽くして一輪車に乗せ、処分地へと……

ホテイアオイを一輪車に乗せているとき、

お嬢さん(二女)が

『ヤゴ!』 (強く大きな声で)

『ヤゴ、ヤゴ』 (発見を喜ぶ声)

『ヤゴがいる』と指さす

さされた方を見るが 私にはわからない。もう一度見るがわからない。

三度目に、やっとヤゴ発見

私は、ヤゴを知らないわけではなく、小さい頃は群馬県の祖母の田舎で夏休みを過ごし、畑仕事・昆虫採集などをして、水生昆虫もよく捕まえていました。

私は、自分の視力の低下にショックを受けました。

ここからは、心の声です。

???えっ??? 数年前に、両目白内障手術して水晶体を眼内レンズに交換した。

視力は1.0 ピントは中・遠。のはず 「見えない」のではなく、認識しないのだ。

『こどもの目は、あるがままを見る』

『大人の目は、自分が必要なものだけを見る』

自分が必要なモノとは? 都合のいいモノ 見て心地よいモノは見えるよな

都合の悪いモノは 見て気分の良くないものは・?

身を守るために、見えないと困る! どうでもいいモノが見えないのか‼


『ヤゴを池に戻してあげて』 お嬢さんの声で、現実に引き戻され、我にかえりました。

今日も暑い日です、私も暑さのせいで頭がボーとなり、

マトマリのないことを考えてしまいました。

子どものモノを見る目から、今の私の見方を考えさせられる

夏の盛りの一コマでした。


笠原信然 拜

お寺からすぐの農道です
(8月上旬撮影・小学生が育てている地元産なすの水やりの帰り道の風景)



お弟子を紹介します

 2025年2月8日(土)

もうだいぶまえのことですが、発心人あって、拙僧が得度式を執行させていただきました。

笠原信一師(僧名 信然 しんぜん)現在69歳

すでに当山の作務や先住忌などにも随喜し、研鑽を積みながら僧侶としての生活を始めています。住居は違えど、他に尽くすべく丁寧に行じておられます。

今後、こちらのブログにも随時近況や所感などを投稿してもらいます。


発心人と授業師
奥様同席にて入門を見守られました

普廣寺 住職 拜