こんにちは、 普廣寺 徒弟笠原信然です。
令和8年度 現職研修会が、9月2・3日と 『まつだい芝峠温泉 雲海』で行われ
私も参加させていただきました。
研修内容は 下記の通りです。
1 『天童如浄禅師の伝記と教え』 講師:菊池志門老師
2 特別補講 十日町市 少林寺 住職 佐藤秀孝老師
3 『教授戒文に示される十六条戒を生きる指針として
~二人称・三人称の世界から一人称の世界へ~』 講師:渡邊宣昭老師
4 『第三宗務所の人権活動から得たこと』 講師:倉石義範老師
これらの講義のなかで、私が少しでも知っているのは、人権問題だけでした。
得度して1年7か月の私には、全てが初めてと同じでした。
ですので、心に残った言葉、感想を書かせていただきます。
1 天童如浄禅師の伝記と教え
『まのあたり先師をみる、これ人にあふなり』 正法眼蔵
道元禅師から見た如浄禅師の宗風
枯淡な禅風 派手を好まず
名利心を否定 権力者と距離をおく
坐禅中心の厳しい修行 坐禅を大切にし
後進への指導の厳しさ 慈悲心・相手の立場に立って
相手に合わせた指導 それぞれに合った指導を考えた
私が、自営業・会社員だった頃感じた理不尽さ、違和感、疑問に
これらの事が、答えを出してくれました。
如浄禅師のような、上司、管理職がいたらと……
そして、誰が何を学ぶべきだったか分かりました。
2 特別補講
いろいろな文献を調査し、旧暦なので閏月があり、安居の日数が長くなり、これらの事で、年代を導く、大学教授の膨大な知識量には、驚きました。
3 教授戒文に示される十六条戒を生きる指針として
我他彼此(がたぴし)
共命鳥(ぐみょうちょう)
スリッパが成仏した。線香が成仏した。と
気になる単語を書き留めたが、やはり録音があれば良かったです。
これから、資料を読み返そうと思います。
4 部落差別
私たちの年代・地域(昭和32年生まれ)は、同和問題、部落差別についての勉強はありませんでした。私が、詳しく知ったのは1990年 30を過ぎてからで、その頃は、部落出身者に対する差別は激しいものでした。部落出身者はその差別から逃れるために、故郷を捨て、親兄弟と縁を切ったそうです。何があってもお互いに連絡しない、たとえ親が死んでも、孫が生まれても、街で会ったとしても、他人だそうです。
私は、妻(新聞社に勤めており、同和問題の勉強会が有りました。)から詳しく教えてもらいました。
何も知らない人に、なぜわざわざ部落問題を教えるのかと、妻に聞きました。
知らないことが、人を傷つける事がある、差別で苦しんでいる人たちがいる以上、
我々はその現状を知らなくてはいけない。と彼女は、言いました。
倉石義範老師のお話の時、妻とのやりとりを思い出しました。
今回、研修会に参加させていただき本当に良かったです。
大変勉強になる時間を過ごすことが出来ました。
笠原信然 拜

